上書きしてしまう前に(それさえも幸せなんだけど)

 

 

(すぐに忘れちゃうから。忘れちゃうとさみしいから。)

 

 

ソウルでのライブにはあと10年ぐらいは行けないと思っているので、そのソウルコンを日本で見せてもらえるなんて夢みたいだなーと行く前からずっと思っていた。

 

 

昨日はアリーナAブロックの座席で、友だちに「生涯でこんなに近くでおにゅさんを見れることなんてもうないと思う!」と何回も言ってうざがられた。

と言ってもサイドよりの席だったから毛穴まで見える、とかいう距離ではなかったけど、視力の悪い私にも、おにゅさんが指でハートを作ったのがわかるくらいの距離にはいた。

 

 

歌っている姿を横からずっと見ていて、「いつものおにゅさんがそこにいるな」と思っていた。

近くで姿を見ることのできた感激より、気負いのない等身大のおにゅさんを感じることができて安堵したような気持ちになっていた。

おにゅさんはステージの上でライトの中にいるんだけど、いつもの印象と変わらなくて、歌を大事にしていて、柔らかくて、かっこよくて、優しくて、かわいらしくて、みんなに愛されていた。

 

 

モニターをほとんど見なかったから(表情はあまりわからなかったけど、肉眼で捉えられる姿を見ていたかった)、ファンに向けられたパフォーマンスを受け取る、というより、おにゅさんがファンにむかって歌ったり、語りかけたりする姿を、横や後ろから傍観者のように見ている感覚だった。

おにゅさんは生きていて(あたりまえ…)、そこにいて、歌って踊ってファンと会話して、それを幸せだと感じてる姿を自分の眼で見て実感することができた。

本当に幸せだったー。

 

 

 

会場暗めの中センターステージ上のおにゅさんがピンスポで浮かび上がって、そのおにゅさんに会場全体がそれまで以上に集中した空気感の中、自分の世界をがっちり見せていたおにゅさん凄かったなぁ。そのおにゅさんの後ろ姿と、おにゅさん越しに見た無数のライトが光るスタンドの美しい光景は忘れないと思う。