ふわふわとすごさ

 

 

なんだか久しぶりに心が軽い。おにゅさんに握手してもらったし、確定申告も終わったし、ちょっとづつ暖かくなってきてるし、さっき新ごぼうも食べたからかな。もう春ですか?だいぶ春ですね。

やっぱりおにゅさんはファンに夢を見させてくれる超アイドルだった、という記録です。ぽーっ。

( 実際のおにゅさんとのやり取り部分 1:9 私のおたく語り なのでお気をつけください。まあ、いつものことか)

 

 

2025/03/09   おにゅさん握手会   五反田TOC
15:45  受付開始
16:15  握手会スタート予定

 

以前幸運にも当選したサイン会で「握手してください」と頼んで「いや、あの、ちょっと…」とおにゅさんを困惑させてしまった過去があるので( 参照:自分をもてあましたはなし ③ - だいたいのもの  )、今回は正々堂々とおにゅさんと握手ができる!すごいうれしい!

1日目のレポによると「持ち時間2,3秒」「剥がしの人がいる」らしく身が引き締まる。前のサイン会では接触イベント初めてだったこともあり終わったあと自分のアホ!と泣いたし(比喩)、こんな機会は最後だろうから後悔しないように、と簡潔かつ最大の気持ち「大好き!」を言うことだけ決めて五反田へ。駅でロッカーにコート&荷物をぶち込んで(気が散らないよう)(握手に集中できるよう)(妙なこだわり)TOCへ向かう。風が吹いてたから道すがら寒かったよね...。

 

わーっとTOCに着いて、わーっと受付して、わーっと並ぶ。

並んでから始まるまでたぶん30分ぐらい待ったと思うけど、大きい会議室みたいな場所で400人がどきどきしながらおにゅさんとの握手を待っている光景、圧巻だった。

待っている間、「でも3秒あるならもう一言ぐらい言えるかも」とチャレンジ&欲深に感謝の気持ちも伝えようと決める。

一旦始まってしまえば列はすごい勢いで進んでいきそのスピードに慄く。進む列の中でブツブツと言うことを練習しながら先達の「ガヤガヤしてるから大きい声で!」というアドバイスを思いだす。レポやアドバイスツイッターに流してくれた先達たちに感謝します。

 

そしてパーテーションで仕切られた”本番ゾーン”へ入る。係の人に促されるまま数歩移動したら、歓声をあげながら肩を抱かれて剥がされてる人が見えた。

「あ、あそこにおにゅさんがいるってことなのか!」

「これが剥がしというものか!」

「私の数秒後の未来!」

となんとなく流れを把握。

3m先右手のパーテションのむこうにおにゅさんがいるらしい。もうゴール目前であることに一気にわくわく嬉しくなって飛び跳ねそうだった。てかたぶん実際にちょっとぴょんぴょんしちゃってたと思う。人前で小躍りしてもいいのは子どもだけじゃないのか?

前の前の人(たぶん)の番になりパーテーションの横に立っているおにゅさんがちらっと見え「うわあああ おにゅさんだ!おにゅさんがいる!」と緊張より喜びのテンションが上回る。

目が線になり目尻が下がった優しさ全開のあの笑顔をしたおにゅさんがそこにいた!

f:id:pnrihk:20250316024803j:image ← 備忘:当日のおにゅさんはこんな服装と髪型でした

f:id:pnrihk:20250316022155j:image ← 参照:前の人たちとこうゆう笑顔で接していたおにゅさん


そこからの記憶は朦朧。どうやっておにゅさんの前まで進んでどうやって手を握ったかは覚えてないけど、目の前にいるおにゅさんはやっぱりきらきらしていてかっこよくて眩しかった。ファンデーションを塗っている肌の質感に、わ!実在の人間だ!と気を持っていかれそうになる。

でもダメダメ!2,3秒の間に伝えたいことも言うにはこの握手会のリズムとテンポとテンションに合わせなくてはならない!

にこにこ笑顔でちょっと身を傾けて話を聞いてくれようとしている(私が背が低いので)おにゅさんにむかって、私は前の人たちからの流れを踏襲した(つもり)テンションと笑顔で「いつも力をくれてありがとう!!」と言った。言えた。よかった。

すると、おにゅさんは笑顔からすっと真面目な顔になり、というか「んー」みたいな瞬間があった後、落ち着いたトーンで「ありがとうございます」と言ってくれた。

私はリズミカルな言葉を2、3言かわしつつレーンを流れ去っていくものだと想像してたから、予想外のテンポとトーンで応えてくれたことに驚き、「なんかいきなりあらたまったかんじだけど????」「でもよくいい話を聞いて感動しましたってファンに言ってくれてる時の表情みたい????」「あれ、そんな時間ある????」「あ、いや、そりゃ、嬉しいと思ってくれてるならめちゃ嬉しいけど⁇⁇」などが頭を駆け巡ってる間に剥がしの人の両手が私の肩にソフトにタッチ。出口側に優しく押し出されながら 「大好きです!」と元気に告白。おにゅさんはまた最初のにこにこ100点スマイルに戻って「ありがとう!」と言ってくれ、私の握手会Fin。

 

部屋を出たら既にさっきの出来事が夢みたいに思えたけど、手にはふんわりひんやりした感触が残ってたから握手したんでしょう。てか、あんな優しい握手ある?私したことない!あんなふんわりした握手!握ってないみたいだった!とひとりでむふむふしながら帰った。

あまりにかっこいいし優しいし言いたいことは言えたし念願の握手もできてうれしくて、同じエレベーターに乗った人に勢いで話しかけそうになっちゃったけど、記憶定着作業をしなくては、と思いとどまる。

 

 

その夜、友だちに「おにゅさんがね、こっちをしっかり見て『ありがとうございます』って言ってくれたんだよ!その一瞬、時が止まったみたいだった!世界が静寂に包まれたんだよ一瞬!あんなに周囲がザワザワしてたのに!すごくない????」と興奮して報告したら、「おにゅさんは握手だけでも400人ものファンを相手にしてるのに、その場の流れや惰性で接することなく、あんたの言ってることをしっかり聞いて反応してくれたんだね。そしてあんたみたいにみんなを「私の話を聞いてくれた!」と幸せにしてるんだよ。ほんと誠実な人だね。よかったね。」と私をクールダウンさせてくれた。

でも、あの秒単位の時間を、よく映画とかで見る「周りの時間は止まり(もちろん周囲はモノクロ)、自分の運命だけがスローモーションで展開(そこは総天然色)」みたいなスペシャルなものにしてくれるってすごくない!?すごいよね!!

そして、17年目プロアイドルスキルとともに、あんな大人数対象のイベントでも、どんなファンに対しても、接する時は「ひとり対ひとり」で向き合ってくれる真心のこもった対応と真摯な態度に、「おにゅさんは本当にすごい人なんだなあ」と改めて思わされた。言ってくれた「ありがとうございます」は本当に真っ直ぐ私に届いたもん。(まずこんな人数相手にしようという気概からしてすごい。いろんな事情があるとはいえ)

 

 

今でもあの雑居ビルみたいな古ぼけたグレーな空間で、おにゅさんがいるところだけ白くぼんやり光ってた光景を思い出す。周りとの不釣り合いなこのかんじ。すごく印象的。

握手してくれた手も着てるニットもおにゅさんを囲む空気もふっわふわで、優しさの概念が発光して立ってるみたいだった。空間も時間も特別にしてしまう人。忙しい中イベントをしてくれてありがとう。

 

 

最後に、たぶんおにゅさんの目には入らなかっただろうけど、初めて名札作ったにしてはかわいくできたと思うから見てほしい。ほんとこのカードかわいくて大好き。セブンのコピー機で何枚もカラーコピーして楽しかった。

f:id:pnrihk:20250316022214j:image ← かわいい:記憶定着作業のために入った五反田駅前のドトールにて

 

これでもう思い残すことはないな!どうだろ?